【発表】2025年前半の損益
川畑 琢也
この記事の著者
DZHフィナンシャルリサーチ 為替情報部 アナリスト

2002年に商品先物会社に入社し外国為替証拠金取引(FX)部門に配属されたのを皮切りに、複数のFX会社・部門でディーリングや相場分析を始めとして様々な業務を担当。FX会社系総研ではシニアテクニカルアナリストとして従事、雑誌の連載やメディアへの出演などを行う。2023年にDZHフィナンシャルリサーチ入社。

為替の仕組み

イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。

このコーナーでは、実際に売買したらどうなるかを行ってきました。

少し遅くなりましたが、今回は2025年前半(1-6月)の収益を発表、トレードを振り返りたいと思います。

皆様の参考になれば幸いです。



早速ですが、2025年前半(1-6月)の損益合計は+66,779円でした。

月ごとの損益は以下の通りです。

1月 41,795

2月 21,324

3月 -9,556

4月 -6,670

5月 40,083

6月 -20,100

※1回のトレードは基本的には2万通貨だが、状況によっては1万通貨のみ、1万通貨で複数回の場合もあり。



半期の収益はプラスでしたが、月ごとで見るとプラスとマイナスが半々と、安定しない結果となりました。

この中で最も気になったのは、4月です。

マイナス幅は小さいのですが、4月のドル円下落局面で流れに乗れず、値幅があるのに稼げない結果となったのが悔やまれるところです。

材料面でも日銀の追加利上げ期待が出ている局面でした。個人的には「先どりしすぎでは!?」と考えてしまい、流れに乗れませんでした。

市場の大多数の流れについてゆくことも大事だと思わされました

また、今年に入ってからは、売買がしづらいと思う場面が増えたように感じました。

トランプ氏が米大統領に就任して以降、毎日のようにトランプ砲が飛び交い、週またぎでポジションを持つことについて、今まで以上にリスクを感じることになったのが、その理由かと思われます。

市場がトランプ砲に対する耐性を獲得するのが先か、米大統領が市場の対応が追い付かない新しい流れを生み出すのが先か、下期は見定める必要がありそうです。



ドル円 147.15円売り少量


本コラムは個人的見解であり、あくまで情報提供を目的としたものです。いかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。また、コラム中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※本記事は2025年7月25日に「いまから投資」に掲載された記事を、許可を得て転載しています。


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