Weekly Report (12/12): 『 USD安(円高)へのトレンド転換』へ速度調整は概ね完了か?
吉岡 豪麿
この記事の著者
ジーフィット 取締役CAO

国内大手金融機関の外国為替取引部門で外国為替、外国証券等のディーラーとして20年、海外金融機関でアセットマネージャーとして15年以上の経験を有する為替のエキスパート。貿易企業の経営者を経て、企業年金基金の資産運用を担当。2021年1月よりCAOとして投資助言部門を担当。

マーケット分析
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テクニカル分析判断

先週の週間推移は「寄付134.41:134.13~137.86:引値136.59」と想定通りに陽線を形成し2.10円のUSD高/円安となった。また、週間レンジも3.73円と前週(6.27円)から大幅に縮小。

先週の推移は「短期的な下方過熱からの速度調整による反発」とほぼ想定通りだったが、これによって短期での売られ過ぎも解消され、上下どちらに振れてもおかしくない状況となった。

この1週間で著変は無かったが、今後の方向性について改めてご案内したい(以下ご参照)。

<以下の用語補足:「MA」=移動平均線、「RSI」=(上下への過熱を示す)相対力指数>

月足:●2000年以降最大の11円弱という歴史的な超長大陰線を記録しピークアウトが確定

   ●60月MA+30%&20月MA+18%の水準をダブルで上抜けした異常な買われ過ぎからの反落

   ●一時85超まで過熱していたRSIは漸く70未満(64.9)の中立ゾーンへ低下したばかり

  >>>『長期的な(USD/円)下落トレンド開始』の要件をほぼ充足していると考えられる

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