
フォワード取引の価格(フォワードレート)は、スポット取引の価格(スポットレート)と異なります。両社の大きな違いは取引の実行日で、スポット取引 […]
海外との取引で、ドル(外貨)の支払い(輸入)または受取り(輸出)を行う場合に、相場の変動による損益リスクを低減するため、スポット、フォワード、オプションなど金融商品を利用することができます。このような金融商品を利用することで、将来の両替(ドルと円の交換)を、今後の相場の動きによらず予め決めた価格で行うことや、事前に手数料を支払うことで、自社に不利な相場の変動が起こった場合、損失の一定割合を補てんすることなどが可能です。
今回は、将来の両替を行うスポット(直物、じきもの)予約、フォワード(先物、さきもの)予約について説明します。「予約」とは、取引成立後、成立した取引レートで決済される予定の取引を指します。
スポット取引は、翌々営業日(土日、祝祭日を除く)に決済(両替)する取引です。例えば、9月26日(月)にA銀行を相手として、1ドル140.00円のレート(=価格)で10,000ドルを買うスポット予約を行った場合、2営業日後の9月28日(水)に1,400,000円(140.00 x 10,000 =1,400,000)をA銀行に支払い、10,000ドルを受取ります。
スポット取引で、翌々営業日に決済する価格をスポットレートと呼びます。
現在の外国為替取引の大部分がスポット取引で、一般に報道・ニュース・FX取引画面などで表示される取引レートは、このスポットレートです。
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