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(21日終値)
ドル・円相場:1ドル=142.14円(前営業日比△1.77円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=145.57円(△0.65円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0242ドル(▲0.0083ドル)
ダウ工業株30種平均:33700.28ドル(▲45.41ドル)
ナスダック総合株価指数:11024.51(▲121.55)
10年物米国債利回り:3.82%(▲0.01%)
WTI原油先物12月限:1バレル=79.73ドル(▲0.35ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1739.6ドル(▲14.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は4日続伸。前週伝わったコリンズ米ボストン連銀総裁やブラード米セントルイス連銀総裁の発言を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め姿勢が長期化するとの見方が強まる中、円売り・ドル買いが優勢となった。対資源国通貨中心にドル高が進んだ影響も受けて、2時30分前には一時142.25円と日通し高値を更新した。
・産油国通貨はさえない展開だった。「石油輸出国機構(OPEC)プラスは12月4日開催の閣僚級会合に向けて増産を検討」との一部報道をきっかけに、WTI原油先物価格が一時6%超急落すると、カナダドルやノルウェークローネなどに売りが出た。米ドルカナダドルは一時1.3495カナダドルまでカナダドル安に振れたほか、ノルウェークローネは対ドルで10.3034クローネまで下落した。
ただ、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が同報道を否定すると、原油価格が下げ幅を縮小し、産油国通貨への売り圧力も後退した。
・ユーロドルは3日続落。米利上げペースの減速観測が後退する中、対資源国通貨中心にドル買いが進んだ流れに沿った。センテノ・ポルトガル中銀総裁が「12月の理事会では過去2回の会合で決定した0.75%の利上げから利上げ幅を縮小する可能性がある」との考えを示したことも相場の重しとなり、一時1.0223ドルと日通し安値を更新した。
ただ、ホルツマン・オーストリア中銀総裁は「状況が変わらなければ0.75%の利上げを支持する」などと発言した。
・ユーロ円は反発。ユーロドルの下落につれた売りが出た一方、ドル円の上昇につれた買いが入り一時145.65円と日通し高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。ロバート・アイガー前最高経営責任者(CEO)の復帰を発表したディズニーが大幅に上昇したことで、ダウ平均も続伸して始まったものの、上値は重かった。中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、同国の景気減速への懸念が相場の重しとなった。FRBの金融引き締め姿勢が長期化するとの見方から売りが出た面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。米国株相場の下落を受けて相対的に安全資産とされる米国債には買いが入った。ただ、FRBの金融引き締め姿勢が長期化するとの見方が強まる中、買い一巡後は伸び悩んだ。
・原油先物相場は4日続落。一部報道で「OPECプラスは12月4日開催の閣僚級会合に向けて増産を検討」と伝わると、需給が緩むとの思惑から売りが強まり、一時75.08ドルと1月以来の安値を更新する場面があった。ただ、その後にサウジアラビアのエネルギー相が同報道を否定したため、80ドル台まで急速に買い戻しが入った。
・金先物相場は5日続落。FRBの金融引き締め姿勢が長期化するとの見方が再び高まるなか、外国為替市場では全般にドル高が進行。ドル建てで取引される金価格の割高感が意識された。
この記事は、2022年11月21日に「いまから投資」に掲載された記事を、許可を得て転載しています。
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