番外編■OPECは2024年の世界需要に強気見通しを維持、IEAは引き続き慎重
安田 佐和子
この記事の著者
ジーフィット為替アンバサダー/ストリート・インサイツ代表取締役

世界各国の中銀政策およびマクロ経済担当の為替ライターの経験を経て、2005年からニューヨークに拠点を移し、金融・経済の最前線、ウォール街で取材活動に従事する傍ら、自身のブログ「My Big Apple NY」で商業活動、都市開発、カルチャーなど現地ならではの情報も配信。2015年に帰国、三井物産戦略研究所にて北米経済担当の研究員、双日総合研究所で米国政治経済や経済安全保障などの研究員を経て、現職。NHK「日曜討論」、テレビ東京「モーニング・サテライトなどのTV番組に出演し、日経CNBCやラジオNIKKEIではコメンテーターを務める。その他、メディアでコラムも執筆中。

マーケット分析
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―OPECは世界石油需要見通しを据え置き、世界経済見通しは米国主導で上方修正

 石油輸出国機構(OPEC)は、2月13日に公表した月報で、2024年の世界石油需要が前年比で日量225万バレル増、2025年も同185万バレル増との前回の見通しを維持しました。一方で、世界経済見通しは上方修正し、24年は従来の2.6→2.7%、25年は従来の2.8→2.9%としています。

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