【1/16】今週の予定と為替見通し
【1/16】今週の予定と為替見通し
安田 佐和子
この記事の著者
安田 佐和子
ジーフィット為替アンバサダー/ストリート・インサイツ代表取締役

世界各国の中銀政策およびマクロ経済担当の為替ライターの経験を経て、2005年からニューヨークに拠点を移し、金融・経済の最前線、ウォール街で取材活動に従事する傍ら、自身のブログ「My Big Apple NY」で商業活動、都市開発、カルチャーなど現地ならではの情報も配信。2015年に帰国、三井物産戦略研究所にて北米経済担当の研究員、双日総合研究所で米国政治経済や経済安全保障などの研究員を経て、現職。NHK「日曜討論」、テレビ東京「モーニング・サテライトなどのTV番組に出演し、日経CNBCやラジオNIKKEIではコメンテーターを務める。その他、メディアでコラムも執筆中。

アナリストレポート

今週の経済指標予定

・赤字が最重要、青字がある程度重要な経済指標 orイベントとなる。

為替見通し:ドル円、日銀の金融政策決定会合後に125円割れも

【1月16~1月20日週の為替予想レンジ:124.80~130.00円】

ドル円は、日銀の金融政策決定会合の結果次第でさらに下値を広げそうだ。テクニカル的には、下値圧力の強まりを感じさせる。まず、50日移動平均線が200日移動平均線を下抜けつつあり、デッドクロスが形成されれば一段安となるだろう。下値の目途としては、コロナ禍でのドル円の安値である2020年3月6日の101.18円と2022年10月21日につけた高値151.94円の半値戻しにあたる126.50円付近が意識されよう。同水準には、ボリンジャー・バンドに-3σの値が控える点にも注意したい。そこを抜ければ、125円の心理的節目を割り込んでもおかしくない。さらに今後、下落トレンドが続くならば年度末までに2020年3月の安値と2022年10月の高値の61.8%戻しの120.55円が視野に入る。

チャート:フィボナッチ・リトレースメントでは、2020年1月安値と2022年10月の高値の半値戻しの126.50円を抜けると、さらに下値の余地拡大へ

チャート:ボリンジャー・バンド、ドル円は±3σ(黄色枠)に沿って推移してきたが、ここを抜けるリスクも

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