【12/12】今週の予定と為替見通し
【12/12】今週の予定と為替見通し
安田 佐和子
この記事の著者
安田 佐和子
ジーフィット為替アンバサダー/ストリート・インサイツ代表取締役

世界各国の中銀政策およびマクロ経済担当の為替ライターの経験を経て、2005年からニューヨークに拠点を移し、金融・経済の最前線、ウォール街で取材活動に従事する傍ら、自身のブログ「My Big Apple NY」で商業活動、都市開発、カルチャーなど現地ならではの情報も配信。2015年に帰国、三井物産戦略研究所にて北米経済担当の研究員、双日総合研究所で米国政治経済や経済安全保障などの研究員を経て、現職。NHK「日曜討論」、テレビ東京「モーニング・サテライトなどのTV番組に出演し、日経CNBCやラジオNIKKEIではコメンテーターを務める。その他、メディアでコラムも執筆中。

アナリストレポート
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来週の予定と為替見通し:FOMCを挟み乱高下に注意も、ドル円の上値は重く

【来週の為替予想レンジ:132.50~138.50円】
前週のレポートで指摘したように、WSJ紙のFRB担当記者の記事が伝わった。もともと、FF先物市場では5~5.25%の利上げを織り込んでいたほか、パウエルFRB議長自身、11月30日時点で高金利を維持する構えをみせていたため、大きなサプライズではない。しかし、ドル円が11月29~12月2日週に133円前半と約3カ月半ぶりの水準まで下落していた反動で、買い戻しを促した格好だ。


12月5~9日週は、12月13日の米11月消費者物価指数(CPI)の公表を予定する。さらにFOMCだけでなく、イングランド銀行(BOE)や欧州中央銀行(ECB)が政策金利の発表を控え、ワールドカップ決勝リーグ開催中で市場参加者が一段と少なくなる事情から、値が飛びやすくなりそうだ。

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