【ユーロドル】月が替わったのでツキよ変われ!?
川畑 琢也
この記事の著者
DZHフィナンシャルリサーチ 為替情報部 アナリスト

2002年に商品先物会社に入社し外国為替証拠金取引(FX)部門に配属されたのを皮切りに、複数のFX会社・部門でディーリングや相場分析を始めとして様々な業務を担当。FX会社系総研ではシニアテクニカルアナリストとして従事、雑誌の連載やメディアへの出演などを行う。2023年にDZHフィナンシャルリサーチ入社。

為替の仕組み

イチオシ」内ではテクニカル分析を始めとしたトレードのアイディアを主に書いていますが、本コラムではその中で書けなかったことや、その後の振り返りなどに触れてゆきます。たまには番外編もあります。

さて、今回はなんともダジャレの様なタイトルですが、これまでも月が替わることで流れが変わることを何度か経験してきました。

これまでの悪い流れが良い方向に変わることを祈る、という意味を含んでいます。

とはいえ、相変わらずの悪戦苦闘する様子となります。

皆様の参考になれば幸いです。



チャートを見ての判断ですが、ファンダメンタルズ的にはそこまで売りなのか今一つ自身がなかったので、今回は売りを分散して対応しました。

25日にこう書きました。

ドル円は週足が下向きだが、目先は144円が射程入りのため売りは待ち。ユーロドルは転換線が重そうなので、現在レート1.1337ドルのほか、1.1390ドルでも少量売り。利確候補は基準線1.1153ドル、損切りは転換線1.1419ドル。ストップの位置はこまめに調整したい。

その後、28日に追記でこう書きました。その際転換線の水準見直しでストップを変更したことで、ぎりぎりストップはつかなかったのは幸運としか言いようがありません。

ユーロドル、1.1337ドルは成行なので売れたが、1.1390ドルの指値はぎりぎり不成立。売り増しは1.13ドル割れなど方向感が出たら改めて考えたい。

保有ポジションの方針は変わらず、利確候補が基準線1.1153ドル、損切りは転換線1.1427ドル。1.13ドル割ったらストップの位置はこまめに調整。

ちなみに、5/1に1.13ドルを割ったのでストップを1.1320ドルに変更して足が出ないようにしたものの、その後の相場変動でタッチ

とはいえ、最低限利益は残りましたので、良い流れへの呼び水にしたいところです。

※Trading Viewより

改めて振り返ると、エントリーポイントが微妙で、かつ当初出していた1.1390ドルの指値不成立で改めて出さなかったなど、腰が引けている状態でした。

「調子がいまいち」という点を念頭に置いて取引する必要がある局面といえます。



裁量トレードであることや、そもそも相場を相手にしている以上、良い時もあれば悪い時もあるのは仕方のないことです。

先ほども触れましたが、現在は「我慢の時」と割り切り、わかりやすい流れが出るまで無理せず待ちたいと思います。


現在保有ポジション(執筆時点)


なし


本コラムは個人的見解であり、あくまで情報提供を目的としたものです。いかなる商品についても売買の勧誘・推奨を目的としたものではありません。また、コラム中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※本記事は2024年5月2日に「いまから投資」に掲載された記事を、許可を得て転載しています。


関連記事
「反トランプ」加与党を後押し、豪総選挙は?

カナダ総選挙は当初不利とされていた与党が Read more

ユーロドル為替相場予想、トレンド反転の判断は慎重に

今回解説していく通貨はユーロドル相場です Read more

ようこそ、トレーダムコミュニティへ!