Weekly Report (12/19):『 USD安(円高)へのトレンド転換』を確認も動意は希薄化
吉岡 豪麿
この記事の著者
ジーフィット 取締役CAO

国内大手金融機関の外国為替取引部門で外国為替、外国証券等のディーラーとして20年、海外金融機関でアセットマネージャーとして15年以上の経験を有する為替のエキスパート。貿易企業の経営者を経て、企業年金基金の資産運用を担当。2021年1月よりCAOとして投資助言部門を担当。

マーケット分析
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テクニカル分析判断

先週の週間推移は「寄付136.59:134.51~138.18:引値136.71」と週間レンジこそ3.57円を記録し前週(3.73円)並みの変動を観測したが、引値は僅かに0.12円のUSD高/円安となった程度であり、想定通り「上下共にうねりを形成しづらい“保合い”」の様相を強めた。

上記の想定に近い展開を受け、今後の様々な時間軸に対する我々の予測にも著変は無いものの、長期・中期・短期、各時間軸の方向性につき改めて以下ご案内。(各チャートも併せてご参照)<以下の用語補足:「MA」=移動平均線、「RSI」=(上下への過熱を示す)相対力指数>

USDJPY M 20221219
月足チャート:「20MA±18.0%のバンド」、「60MA±30.0%のバンド」、 (下段に)RSIを付記

長期(半年超~年単位)のトレンド判断長期的な(USD/円)下落トレンドが確実に始まった

月足:●2000年以降最大の11円弱という歴史的な超長大陰線を記録しピークアウトが確定

   ●一時85超まで過熱していたRSIは漸く70未満(64.2)の中立ゾーンへ低下したばかり  

>>>今後も上昇中の20ヶ月MAに向け徐々に下落して行く展開を想定

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