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サマリー:
●短期:ここ2週で方向感を喪失。当面保合い継続の可能性高く「夏枯れ相場」突入
●中期:直近の中期的変化はピークアウト。中期的下落トレンドは存続の可能性残る
先週は「寄付141.00:140.68~143.88:終値141.75(前週比+0.60円の円安)」の
推移を辿り、週足は2週ぶりに再び陽線を形成。ただし、その形状は所謂上ヒゲが
実体に比較して圧倒的に長く『上昇圧力の減退』を示唆する格構となっており、
前週とは真逆の「(上昇先行の)行って来い」の展開となった。この2週連続となる
「(上下双方の)行って来い展開」によって、短期的方向感は極めて見出し辛くなった。
一方、4週前に5.77円まで爆発的に拡大した週間レンジは、3週前4.27円、2週前
3.75円に続き、先週は3.20円と高水準を維持しつつも徐々にその幅を縮小しており、
一旦は「変動率の低下/エネルギー充填のステージ」へ入った可能性が高まった。
この現象は「激しい上下動が繰り返されたことで、一旦短期的な方向感が喪失」し
「動きづらい展開がしばらく続く」典型的なパターン (見立てが1週早過ぎたが…)。
さて、この「夏枯れ相場」の次の展開だが、直近観測された中期的な変化はピーク
アウトと判断しており『中期的下落トレンドは存続』の可能性は依然残ると見ている。
以下では『短期・中期・長期の方向性』について各時間軸チャートによるテクニカルな
視点を中心にご案内。(今号の分析は2023/08/04のNY市場終値をベースに実施)
<以下の用語補足:「MA」=移動平均線、「RSI」=(上下への過熱を示す)相対力指数>
➊日足チャート:「21MA±4.32%のバンド」、「52MA & 200MA」、RSIを付記
短期(1週間~1か月程度)の方向性:当面は次なる動意へのエネルギー充填期間か
●黒い〇は天井形成、エンジの〇は底打ちの時点(共に超短期的サイン含む)を表す
◆既述の通り、直近4週間の変動率の急上昇は『反動的沈静化』を招く可能性が高い
と判断。概ね直近2週のレンジ内で週間値幅を縮小してゆくものと想定している。
◆特にチャート中の紺色とベージュの□が重なる141円台中心の保合いに入るものと
思われ、そのエネルギー充填後に次なる方向性を明示することになろう。
◆ただし、先週上抜けして下値支持線に転じた[52MA]は141円台前半に位置している
ため、終値でこれを下抜けるようだと『下値トライ加速』の可能性も高まる。
●なお、6/29に75.9と明らかに「昇の過熱警戒領域に達していたRSIは、7/13には
一転して瞬間的に30割れを記録後、7/21に55.5を経て先週末も51.9と中立領域
を維持。水準としては、今後上下どちらに振れてもおかしくはない。
>>>想定レンジ=今週:140.10~143.40 、今後1ヶ月:135.30~144.00 =
➋週足チャート:「21MA±4.32%/±7.41%/±9.87%のバンド」&「52MA」、RSIを付記
中期(1か月超~半年程度)の方向性:当面の保合いを経て『下落トレンド』再開か
●黒い〇は天井形成(速度調整的サイン含む)、エンジの〇は底打ちの時点を表示
●本年1/16の『ボトム(127.23)』と同6/30の『ピーク(145.06)』によって形成
された上昇局面はRSIのピークアウトが示唆する通り、一旦終了の格構となり
再度下落トレンドへ入ったと思われた
●しかし、その後3週は高い変動率の中にあっても緩やかに上昇中の[21MA]や[52MA]が
サポートとなって下方へ突破できない状態が続き、逆に「根強い上昇圧力」が再び
評価されやすいかたちとなっていた
●ただ、その上昇も[21MA+4.32%]でキッチリ切り返され上値の重さ(上昇力の減退)も
また強く印象付けられる展開。上下ともに積極的に攻めづらい膠着状況へ
●なお、6週前の70近辺でピークアウトしたRSIは先週末57.7へと軟化しているが、
やや高めながらも依然として中立領域にあり、上下どちらにも振れる可能性はある
●ただし、直近の『中期的サインはピークアウト』との認識のもと『局面として下落
トレンドは依然存続』との見方は維持。既述の[21MA]や[52MA]を終値で下回れば、
下落(下値模索の動き)は加速しよう
>>> 今後6か月間の想定レンジ = 128.70~144.90 ⇒ 128.70~144.90 =
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