【フィンテック最前線】業界プレイヤーの変遷に見る為替テックの可能性
【フィンテック最前線】業界プレイヤーの変遷に見る為替テックの可能性
浦島 伸一郎
この記事の著者
浦島 伸一郎
ジーフィット co-CEO&CTO

プロフィール:外資系証券会社で、オンライン証券取引システム、証券決済システム、米国国債・欧州国債・日本国債などの国債取引所の開発および運営を担当、その後国内証券会社、FX業者などを経て2016年より現職。フィンテックベンチャー企業の経営と、為替リスクヘッジシステム、システム売買ロジックの開発を行う。

フィンテック最前線
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フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組合せた造語で、銀行や証券、保険などの金融分野に、IT技術を組合せることで生まれた新しいサービスや事業領域を指します。

世界と日本におけるフィンテックの拡大

米国では2008年のリーマンショック以降にフィンテックへの関心が高まり、2014年にはアメリカ国内における投資額が前年の3倍となる9,887百万ドル(注1)に達しました。

日本では2015年にフィンテック協会が設立され、また大手金融機関やSIerが市場に参入するなどフィンテックへの注目が高まりました。

2015年の日本国内の投資額は65百万ドル、2016年は153百万ドル(前年の2.3倍)と、日本国内のフィンテック分野は2015年以降に大きく成長しています。

2019年にFintech・仮想通貨情報メディアの「MAStand」が作成した国内FinTech企業のカオスマップによると、決済・送金、融資・ローン、会計・財務、個人資産運用、保険、セキュリティなどの幅広い分野にフィンテックが拡大しています。

出所:MAStand、フィンテック企業のカオスマップ 2019年

2022年10月時点の状況:幅広い分野でフィンテック企業が成長

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