■番外編:NYCBが巨額の貸倒引当金を計上、米商業不動産の不況が痛手に
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―BTFP終了後、NYCBが赤字決算を計上

 米連邦準備制度理事会(FRB)は1月25日、声明で“銀行ターム・ファンディング・プログラム(BTFP)”を当初の予定通り、3月11日で終了させると発表しました。また、貸出金利の引き上げを決定。これまでは、翌年物のオーバーナイト・スワップ金利に0.1%上乗せした水準でしたが、窓口貸出金利(現在は5.5%)に設定しました。米利下げ期待を受け米金利が低下し5%を割り込むなか、銀行のBTFPで借入を行い、準備預金に移すという裁定取引を行っていたことが一因とされています。

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